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12月の冬の冷えは胃腸の天敵!起こり得る腸内環境トラブルとケア方法

寒さもいっそう厳しくなる12月。12月は寒く冷えるだけでなく、気温の低下による影響で身体の腸内環境トラブルを引き起こす可能性があることを知っていますか?

腸内環境が悪化すると、免疫力が下がり病気になりやすくなるなど、身体に悪影響を及ぼします。そんな寒い時期の腸内環境を守る強い味方が乳酸菌です。

では乳酸菌にはどんな効果があるのでしょうか。

冬の冷えで身体が冷える!腸内環境も悪化してしまう

健康は腸から作られるという話を聞いたことはありますか?私たちの健康と腸内環境は密接なつながりがあり、なんと人間の体の全免疫システムの70%が腸に集中していると言われています。

寒さが原因で腸内フローラが乱れる

腸内細菌や腸内フローラという言葉を耳にしますが、腸内には多様な細菌が生息していて、その数は数百種、600兆個以上だということです。

小腸から大腸まで、多種多様な細菌がグループを作り、腸壁に群生しているのですが、それがあたかも高原のお花畑のようなので、腸内フローラと呼ばれます。

腸内フローラのバランスが崩れてしまうと、身体にさまざまな不調を引き起こします。その原因の一つが冷えです。

12月というと寒さも厳しくなってくる時期です。気温の低下によって体温も低くなり、免疫細胞などの腸内細菌の活動も滞ってしまいます。

免疫細胞が乱れると体調不良の原因になることも

免疫細胞が働かなくなるということは免疫力が低下するということなので、風邪など病気にかかりやすくなったり、腸内の冷えは身体の内側の冷えにも影響するため、血流も悪化してしまったりします。

寒い時期に身体を温めるのは、体温を奪う寒さから身を守るということ以外にも、実は身体の内側の腸や内臓を守り、免疫力を保ちウイルスなどの外敵からの攻撃を防御する、という意味もあったのです。

腸内環境はストレスや体調、食生活など日常の微妙な変化でも変わりやすく、日々変化します。腸内環境を守るべく腸が冷えないようにすることが大事です。

腸が冷えると便秘や下痢に?その理由は?

冬場の気温の低下による冷えで腸内環境が悪化すると、免疫力が低下するなどの弊害があります。他にはどのような症状が発生するのでしょうか。

腸が冷えることで起こりやすくなる症状としては、便秘や下痢があります。

排泄のしくみを説明すると、胃で消化された食べ物を腸がぜん動運動をしながら、栄養や水分を吸収し、残ったかすを便として肛門に送ります。

何かの原因で腸の水分吸収力が低下している場合や、腸からの水分分泌が増えた場合は、便が正常で健康な働きのときよりも水分を吸収してしまいます。腸の水分調節が適切に機能しないと、腸の中の水分量が増え、下痢となってしまうことがあります。

また、腸のぜん動運動がよくないと、腸内での栄養分や水分が吸収・分解されずに長時間、小腸や大腸に食べ物を溜めこむことになります。

そうすると魚や肉などから毒素が発生します。この毒素が下痢の原因となることもあります。便秘も同様、胃腸の不活発や腸内の水分不足が原因である可能性があります。

下痢にしても便秘にしても、腸内活動の不調の原因はさまざま考えられますが、その一つとして身体の冷えによる腸活動の低下ということがあります。

寒くなると便秘や下痢をしやすくなると感じる人は、冷えによる腸内環境の悪化によるものかも知れません。腸は環境にも敏感に反応する臓器です。下痢や便秘の予防に、身体を温める習慣をつけることも一つの手です。

まずは身体を冷やさないことが大切!冷え症対策のためにも

実は冷えによる腸内環境の悪化は、下痢や便秘、免疫低下や血流悪化などのほかにも身体に悪影響を及ぼすことがあります。

代謝が落ち、体重がなかなか減らなかったり、肌荒れや老化、肩こりやさまざまな生活習慣病の原因になったりすることもあります。

こうしてみると「腸内環境をよくする」とか「腸内環境を悪化させない」ということは、健康を維持するうえでの指標にもなりえるかも知れません。

それほど腸内環境は私たちの身体の健康をつかさどっている大事な器官なのです。

腸内環境を守るためにするべきことは、まず腸内を冷やす原因を作らないことです。冷えは腸内環境を悪化させるだけではなく、身体の内側を冷やし身体の機能を低下させます。

女性に多いといわれる冷え性改善のためにも、12月など寒い時期は特に、暖かい服装をすることや、入浴でしっかり芯から温まるなど、積極的に身体を温めることが大切です。

参考⇛腸内環境が悪化すると冷え性につながる理由

また、腸内環境改善のために、さらに取り組んでいきたいことがあります。腸内環境の悪化は、腸内フローラを形成する細菌の中でも腐敗菌である悪玉菌の増加によるものが大きいことが分かっています。

善玉菌を増やし腸内環境を改善させる必要があるのです。腸内環境をよくする善玉菌の代表選手というと、乳酸菌です。

腸内環境の理想的なバランスは、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7という割合だそうです。乳酸菌によって日和見菌を善玉菌に変えることこそがカギとなりそうです。

ヨーグルトを食べよう!善玉菌を増やす菌活で対策を

善玉菌の代表である乳酸菌は、腸内でどういう働きをしているのでしょうか。

善玉菌の腸での働き

乳酸菌は腸内で乳酸・酢酸を作り、悪玉菌の定着・増加を防ぎます。

また、乳酸・酢酸には腸の運動を正常にして下痢や便秘などを改善するなど整腸作用があることが分かっています。

乳酸菌などの善玉菌を増やすことが腸内環境の乱れを整えるのに大変有効的です。

腸内の働きに大きな影響力を持つ乳酸菌ですが、日常どのように摂取していけばよいでしょうか。

善玉菌を増やすのにオススメの食品

善玉菌を増やすためにいい食品を積極的に摂ることが大切です。

例えば、納豆、漬物、キムチなどの発酵食品です。これら発酵食品の中には、乳酸菌や乳酸菌の仲間の細菌がたくさん含まれているそうですが、そのほかに忘れてはならないのが、ヨーグルトです。

ヨーグルトには乳酸菌がたくさん含まれていますし、腸内環境をよくして便秘解消にも効果があります。

ヨーグルトも、メーカーによりさまざまな乳酸菌を取り入れていますので、自分の腸内フローラのために、ひとつの種類に決めずにたくさんの種類の乳酸菌を摂りいれてみましょう。

ヨーグルトの食べ方でも効果に差がある

効果の高いヨーグルトですが、冷たいのが玉にキズです。ヨーグルトは通常冷たいまま食べるので、身体を冷やしてしまう可能性があります。

そこでおすすめしたいのがヨーグルトを温めて食べる「ホットヨーグルト」です。ヨーグルトをレンジで40度くらいまで温めて食べると、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌や乳酸菌が活性化し、腸内環境もよくなり、ダイエット効果もあるとのことです。

ホットヨーグルトはそのままサラダにかけて、ドレッシングのようにしてもいいですし、シチューにいれてもよいでしょう。ホットミルクとはちみつで割って飲むのも美味です。

簡単に調理に使えて腸内環境も整えられるホットヨーグルト、試してみませんか?

まとめ

冬の気温低下による冷えは、身体を冷やすだけではなく腸内環境悪化につながります。

その影響は便秘や下痢、血流悪化やさまざまな生活習慣病の原因にもなり、健康に直接悪影響を及ぼすことがあります。特に冷えは腸内環境だけではなく冷え性の原因でもあり免疫力低下にもなる可能性があります。

冷えが腸内環境を悪化させ、病気の原因になる可能性があるとは驚きですが、それをくい止めるのが善玉菌の代表である乳酸菌です。

ヨーグルトなどの発酵食品を食べることで、腸内環境を整え、健康維持に役立たせることができます。

特にヨーグルトを温めて食べると身体を冷やさずに、そのままビフィズス菌や乳酸菌が活性化した状態で摂りいれることができます。毎日の食生活の中に積極的に乳酸菌を摂り入れ、便秘・下痢の解消や腸内環境の改善につなげましょう。

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